当塾の稽古初めは1/9(木)でした。
日本海側は最強寒波で大雪となっていたこの日、横浜も日暮れからさらに冷え込んできたので、空調設備のない中学校の武道場に、せめても800wの小さな電気ストーブを持ち込んで、6名での稽古でした。
今年初の稽古ということで、基本の正面打ち、それもまずは最初の打ち込み方を改めて説明しました。
正面打ちの打ち方は道場によって様々ですが、私たちが知る限りは形ばかり受けが相手の頭に手刀を向け、取りも緩めに手刀を合わせる程度で、その次の技に入ることを重視したやり方が多いように見受けられます。しかし、当塾では受けが相手の頭に向けてしっかりと手刀を切り下し、それに対して取りが摺り上げて制するように指導しています。受けがきちんと頭に向けて打っていき、それを取りが体重をかけて制する、この力の拮抗があってこそ、次の技の効力が抜群に上がるのです。緩い正面打ちの合わせでは、本当の意味での一教も入身投げも呼吸技も成立しませんし、いつまで経ってもその術理を理解することは困難です。
修行始めではこのタイミングは難しいものですが、回数をこなしていけば身に着いていきます。実際に当塾の1年未満の稽古生たちが、今ではだいぶできるようになってきています。
今回は基礎的な部分に時間をかけて、正面打ちの整理と復習、そして呼吸投げを稽古しました。
正面打ち
- 正面打ちの打ち方と捌き方
- 第一教
- 第二教
- 呼吸投げ 内側に入って挟んで投げる
- 呼吸投げ 抱え投げ