01-23-2025 諸手取り 十字投げの受け

1/23は、指導者のヤマティは大学のスクーリング週間で勉学が多忙だったため休ませていただきました。一人での指導となるところ、有難いことに黒帯の知人が出稽古に来てくれたので、補助してもらうことができました。

このところ寒さのせいもあるのか、参加者が少ない傾向にあり、この日は5名での稽古でした。仕事や体調などの理由はあるかもしれませんが、指導者としてはたくさん稽古して上達してほしいと心底願っています。

まずは12月に五級を受けた人の証状を授与し、稽古に入りました。

今回は諸手取りで、基本技は三教や入身投げ、そして初めての十字投げと変形入身投げをやってみました。

十字投げは腕を絞りながら投げる技で、持ち方が特殊ですが、諸手取りの場合は比較的わかりやすいので戸惑いはなかったようです。但し、この技は両手首を持たれたまま投げられるため、慣れないうちは受けが怖いのです。怪我の予防として、今回は早めに手を離して投げてもらいました。
十字投げの受けを自在に取れるようになるためには、両腕を胸の前でクロスした状態で、腕の補助なしで受けを取る練習をします。もう少し全体的に受身が上達したらやりたいと思います。

変形入身投げは、十字投げと同じく、転換して旋回、受けを導き体勢を崩させたところで繰り出す技です。これは、取りがきちんと導くことはもちろん、受けにも抵抗せずに素直に導かれる技術が必要です。と言っても、まったく力を抜いて抵抗をゼロにするという意味ではありません。諸手でしっかり握り、統一体で両腕に意識を向けるということです。この技に限らず、受けの技術が悪ければ技の成立が難しくなります。

基本技に時間がかからなくなってきたので、稽古の流れがスムーズでした。たくさん投げて投げられて、寒いどころか少し汗をかくほどで、ハアハアしている人も居て、なかなか充実した稽古でした。