03-19-2026 肩取り正面打ち

3/5(木)は、当道場では初となる「肩取り正面打ち」に7名で取り組みました。
この技は、受けが肩を取った上に面打ちして来るのに対して、タイミングを合わせて捌き、また相手の力を利用して技を展開することが求められるので、合気道の中では難易度が高い部類に含まれます。そのため、立ち上げて2年半の当塾ではこれまで後回しにしてきたのですが、ようやく稽古できる段階に入りました。これですべての捌きを網羅できたことになりますが、技の種類はまだ今後も少しずつ増えていきます。

肩を取られて正面を打ち込まれた時の捌きは、受けがわざと緩く打たない限り、かなりハードです。インターネット上に挙がっていた肩取り正面打ちの動画では、たまたま見たものがそうだったのかもしれませんが、受けが緩く手刀を合わせに行ったり、最初に手を合わせてから技に移行したりするような形しか見当たらず、それだけ捌きが難しいからなのだろうと感じました。
しかし、最初からコツを踏まえて稽古を重ねれば、白帯でもしっかり捌けます。これまで幾度となく正面打ちを稽古してきましたが、とりわけ肩を取られてからの正面打ちは、面打ちのタイミングをしっかり見切る必要に迫られます。瞬時の切り込み方や体重のかけ方など、この技を習得することによって、正面打ちの捌きを磨くことにもつながります。

大切なのは以下の意識です。

  • 受け:本気で切り下す(体重をかけるように)
  • 取り:摺り上げるように面打ちを受ける(こちらも体重をかける)

つまり、いずれも統一体で本気で打ち込まねば技は成立しないのです。(これはすべての技に言えることです)
実生活の中でこのような攻撃を受けることはほぼないと思いますが、もともと合気道の技が実戦から生まれたものである以上(「実戦から生まれた」という意識は現代合気道にはあまりないかもしれませんが、その源流である大東流合気柔術では常にその意識下で修練します)、受けは本気で打って、力のこもった面打ちであるからこそ、取りはその力を利用して捌きが可能となります。
例えば第一教の捌きに入る前に180度転身して相手の腕を導きますが、これはいわば「つっかえ棒を外す」ようなもので、緩く手刀を合わせては成立しません。取りも受けも意識的に形だけの動きをするしかなくなります。

今回、初めて取り組んだ捌きでしたが、面打ちの捌きが、正面打ちの時よりも段違いに上手くなりました。今後、これが正面打ちの捌きのタイミングにも生きて来ることと思います。

肩取り正面打ち

  • 第一教
  • 三教投げ
  • 入身投げ
  • 鎌手詰め
  • 外回転投げ
  • 引き倒し
  • 四方投げ
  • 十字投げ
  • 転換~前方へ呼吸投げ
  • 手を払って抱え投げ

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