04-24-2025 後ろ両手首取りの崩しと体捌き

4/24は7名で後ろ両手首取りの稽古をしました。

昨年から合気道を始めた人が大半なので、後ろ両手首取りは少し体捌きが特殊なため、ようやく今年になって取り組めるようになりました。そんなこともあってまだ過去に2回しかやったことがなく、最初の体捌きに時間をかけて、基本技は二教と四方投げをやってみました。

どちらもまずは相手の両腕を崩した後に技を展開しますが、取りの背丈がかなり大きい場合は後ろに抜けるのが困難になります。逆に取りの方が小柄な場合は、最初の崩しさえうまくいけば容易に抜けることができます。つまり、背の高い人ほど最初の体捌きを確実に攻略しておかないと、相手によってはやりづらいという苦手感を覚える可能性があります。
背丈や体格にかかわらず、まず後ろ両手首取りでやるべきことは、両腕を後ろから掴まれるわけですから、とにかく相手の腕を無力化させるための崩しを確実にやることです。この習得がもっとも大切だと言えます。相手の両腕の筋骨は手首を握ることに集約されているので、自分さえ力まなければ崩すことは簡単です(但し、この「力まない」というのが最初は難しいものです)。
次に、自分の両腕に吸い付けて無力化した相手の腕を肩甲骨から脱ぎ捨てるようにして後ろへ抜けるのですが、このときに受けの方が小柄であれば腕を大きく上に上げずに下へ落とした方が楽に抜けられます。もしも受けの腕ごと上に伸ばせば、自ら受けを背負う形になり、後ろへ抜けることができなくなります。だから、大きな人ほど手が床に着くほど腕を下に落とし、膝と腰も柔軟に使えばそれほど苦労なく抜けることができます。

第二教は片足を引いて後ろへ抜けますが、四方投げの場合は手首を返して相手の手首を握り返し、後ろへと向きを変えて四方投げに入ります。手首をしっかりと捻ればより効きます。
この手首の取り方を定着させるために、呼吸投げでは同じ動きとなる天秤投げと裏入身を稽古し、自由技では四方投げも加えて連続してやってみました。

来週木曜はこの続きで、他の技をやりたいと思います。

後ろ両手首取り

  • 第二教
  • 四方投げ
  • 呼吸投げ(天秤投げ)
  • 呼吸投げ(裏入身)
  • 自由技

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