7月最初は体験者も1人加わり、9名で汗びっしょりの稽古でした。
今回は片手取りをテーマに、前回と同じく基本を中心に一技一技を確認しながら、前半は特に時間をかけながら座り技も含めて取り組みました。
基本の固め技でも、第二教や第三教は手順が多かったり、手の取り方やポジションがキーポイントになったりするので、しばらくやらないと「あれ?」となる人が結構居るようです。ふと忘れる、うっかりするというのは、白帯の頃には誰にでもあるので仕方がありませんが、五級や四級になるのにまだ二教、三教ができないのは少し稽古が足りないかなと、指導者としても悩みどころではあります。しばらくは毎回やっていこうと思います。
座技については、足運びが慣れないのは、最初であれば当然のことで、そういえば我々もどうやって自然にできるようになったのかは記憶が定かではありません。
私に限っては、入会したその日から座りの一教から四教を毎回のようにやっていたので、今に至るまで座り技はむしろ好きで、当初から座りの足捌き自体も好きでした。反対に、当時は立技の一教~四教をやらない道場だったので、五級を受ける前に立技で一教をやろうと思ったら上手くできなくて悩んでしまった経験があります。
自分の経験を見ても、基本技をある程度習得したら、早いうちから立・座ともにバランスよく稽古していくのが良いと思います。また、基本技は特に、まずは立技から足捌きをしっかり習得したうえで、座技に移行する方がスムーズであると考えます。
体験稽古の方は、しばらく運動はしていなかったとのことで、空調のない当塾の稽古はだいぶ疲れたのではないかとは思いますが、マイペースにでもしばらく続けてくれると嬉しいと思います。学生の運動部ではないので、体力に合わせて無理せずできる範囲でやっていってもらえればと思います。その過程で楽しさや興味深さを覚えてもらえれば嬉しい限りです。
片手取り
- 立技 第三教
- 立・座 第二教
- 立・座 四方投げ ※2級は半身半立
- 内回転
- 転換
- 転換~投げ
- 転換~呼吸法
- 呼吸投げ(振り切って投げる)