今年から始まった月1回の希望が丘土曜稽古は、もともと設定されていなかったからか毎回参加者は少ないですが、この夏からは武器稽古も開始して、内容は充実しています。
9/6は7名の参加で、前半は両手取りに取り組みました。立技と座技での三教や四教など、まだ足運びに慣れない部分もありますが、少しずつ馴染んできています。また、二教・三教が不確かだった人もだいぶ減ってきて、今度は四教に慣れてもらっています。
後半は短刀取りの正面打ちを初めて稽古しました。短刀を握って正面から切り下すわけですが、武器があるために徒手とは異なる動きが多々あります。
まずは第五教をやってみました。これまでは徒手でしかやっていませんでしたが、短刀を使うと武器に対応するための技であることが一目瞭然です。また、武器を持って攻めてくることで、徒手の時よりも取りは危機感を持って瞬時に止めに入ろうとすることができていました。
同じく入身投げも短刀を制して奪わねばならない分、リアルに技をこなせているように見えました。回転投げはドラマなどでも目にするような実戦的な護身の技で、鎌手詰めは江戸時代に実際に用いられていた岡っ引きの逮捕術です。なかなか皆さん、上手くこなすことができていました。
この日は、2日前の万騎が原で体験された20代の男性が入門され、受身や基本動作はもちろん、正面打ち第一教や入身投げ、転換からの呼吸投げ、座技呼吸法まで、しっかり稽古していただきました。9月に入っての同期入門は現時点で4名居られるので、切磋琢磨して楽しみながら高め合ってほしいと思います。


両手取り
- 第三教(立・座)
- 第四教(立・座)
- 小手返し
- 四方投げ
- 天地投げ
短刀取りの正面打ち
- 第五教
- 入身投げ
- 回転投げ
- 三教投げ
- 鎌手詰め
- 裏入身~逆肘極め