10-16-2025 両手取り

10/16は新人の割合多めで、11名+見学1名が参加しました。

9月に入門した6名の中でも、ほとんど休まず稽古に参加している人はだいぶ基本技を覚えたので、この日から2名は通常稽古に入ってもらい、他4名は別枠としました。どちらのグループも両手取りの同じ技に取り組んだのですが、通常組に入った2名は12月の演武会に参加するということもあり、できるだけ早く基本技をすべて身に着けてほしいという思いがあり、先輩たちの手助けも得ながら稽古を進めてもらいました。一方、新人組では両手取りの初動の捌き方も全員が初めてなので、ゆっくり丁寧に技の手順を少しでも覚えることを目標に取り組んでもらいました。

因みにこの日は既存の道場生が3名しか居なかったので、自然と新人中心の稽古となりました。特に初めての第二教にはだいぶ時間がかかりましたが(新人組では表しかできず)、考えてみると先輩道場生たちが二教や三教を学ぶときは教えられるのが2名しか居なかったこともあり、そういえばかなり時間がかかったと思い出されます。
二教~四教は、現代人の日常生活の中では考える機会のないような極め方をするから、身に着けるのに少し時間がかかるのではないかと思います。欧米化して以来、力でゴリ押しすることが主流になっているので、例えば柔道などは体重別で試合をすることになったのだろうと思います。
しかし、相撲はその点では異なり、体格に恵まれた力士は力で押すことが得意であっても、何十キロも体重の軽い小柄な力士に技で負けることも少なくありません。まさに「合気だな」という動きをする力士は小兵に多く、そこには身体の仕組みを活かした技があり、合気道に通ずるものがあります。
一教~五教はそういった技の一種で、体格の差や腕力の差を無力化できる術理を秘めています。その精度をどんどん高めるために、日々の稽古が欠かせません。

稽古に夢中でまたもや写真を撮り忘れたので、前週の稽古風景をアップします。

両手取り

  • 第二教(立・座)
  • 入身投げ
  • 転換~呼吸投げ
  • 潜って呼吸投げ

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