11-20-2025 演武会のための稽古

11/20は9名での稽古でした。
少し寒くなってきたとはいえ、体を動かしていると汗をかけるくらいなので、年間でも最も稽古に適した時期ではあるのですが、巷ではインフルエンザが流行するなど、体調を壊して休む人が少なくありません。

12/7の演武会まで2週間余りとなり、稽古できるのも後3回しかないので、この日は演武会に参加する人を中心に稽古をしました。参加しない人には受け身の練習を兼ねて、受け役に徹してもらいました。

演武会に参加予定の2級と5級の2人は、当初は自由技だけで演武することを考えていた様子でした。というのも、これまで私たちが自由技を説明するときに、「自由技=演武」という印象を与えてきたからなのでしょう。事実、今年5月に日本武道館で行われた全日本演武大会に参加した際は、1分半を2人で演武するので、すべて自由技でやるように指導をしました。
しかし、今回は1人で3分間を演武します。つまり、単純計算で4倍長い時間、技を繰り広げ続けなければならないということです。当塾ではまだその長さを続けられるほどには自由技に取り組んできていないこと、また見ている側にとっては3分を流すばかりの自由技に絞るとメリハリがなく飽きるのではないかということも考慮し、2人には基本の固め技と自由技を組み合わせることを提案しました。さらに、緊張しがちな演武会という場で、慣れた固め技から入ることで、気持ちを落ち着けることができるのではないかとも思います。

一方、まだ入門して間もないながら演武会参加を表明した無級の道場生は、これまで学んだ技をリストアップしてきてくれたので、その中でも比較的好きな技を取り入れながら3分間を組み立てました。二教などの固め技や入身投げ、四方投げなどの基本技を丁寧に演武する姿は、まだ稽古を初めて20日足らずとは思えないほどです。この時期に大切なことは、ゆっくりでも良いのでとにかく丁寧に技をこなすことです。

私自身も含め、現時点では演武内容が固まっていない人も居ますが、1週間集中して隙間時間にでも練習すれば間に合いますので、それぞれ頑張ってほしいところです。

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