12/12の稽古では、翌週に2名が五級審査を控えていて、他にもまだ無級の人が居ることを考慮して、五級の審査技の復習を行いました。
このところ二教や三教の強化に励んでいたので、久しぶりの一教はだいぶ余裕を感じられました。中には無意識に二教の手の取り方をしてしまうほど、癖づいている人までいました(笑)
一通り五級の技を終えた後は、正面打ち呼吸投げをいくつかやろうと思ったのですが、抱え投げに想像以上に苦戦して時間がかかったため、2技のみとなりました(「抱え投げ」とは便宜上の名称です)。
呼吸技なので普段の正面打ちとは異なり、取りは逆半身で、さらに手刀を構える必要もありません。受けが打ってくるタイミングを見計らって、相手の脇に一瞬にして腕を深く差し入れ、瞬時に転身して投げます。その際、一切相手の腕を掴むことはありません。
受けもある程度慣れなければ受身が怖い技ではあるので、今回はポイントを押さえながらコマ送りでゆっくり目にやったのですが、それが逆効果だったのか、取りの方は体捌きに迷う人続出でした。本来であれば、勢いでやった方が取りの動きは理解しやすいだろうと思うので、次回は私たち指導者が受けに徹してみようと思います。
以下は、ご参考までに正面打ち呼吸投げ(抱え投げ)の動画で、左右の通常スピードの後に、2分の1のスピードも流れます。
基本技と正面打ち呼吸投げ
- 正面打ち第一教
- 正面打ち入身投げ
- 片手取り四方投げ
- 座技呼吸法
- 正面打ち天秤投げ
- 正面打ち抱え投げ