4月に入会された方々の受身と膝行の上達ぶりが著しく、また体捌きや基本動作もだいぶ身に着いてきたことを実感できることが毎回の楽しみとなってきました。
今回は両手取りをテーマにいくつかの技を丁寧に稽古しました。特に第一教や小手返しは、最初の崩しに自分の正中線を意識すること、力まずに指を極めながら体勢を崩させることなど、細やかなポイントがあります。
全員にとって初めてだったのが天地投げです。右手と左手、足の動き、さらに入身など、同時にいくつもの動きが加わるので、本当に技の効果を発揮するには回数をこなして稽古するしかありません。自宅で形を稽古することも、とってもおすすめです。
この技は、どうしても上にあげる「天」側の腕に意識がいってしまい、「地」側がおろそかになりがちですが、実は「地」をしっかり利かせてこそ成功率が高くなります。特に取りよりも受けの体が大きい場合、「地」をしっかりを利かせることで効果が大きくなります。身体の小さな女性などは、なおのこと「地」を大切にすべきです。
▼両手取り天地投げ
両手取り
- 第一教
- 小手返し
- 天地投げ
- 呼吸投げ(居反り)