10-10-2024 突きの投げ技

10/10は3人の黒帯の人たちに出稽古に来てもらい、また体験者が1人居たので、11名での稽古でした。

黒帯が多かったお陰で、普段と比べるとほぼマンツーマンで技の指導をしてもらえたので、とても良い稽古になったと思います。
来てくれた黒帯は初段、二段、三段の人たちでした。自分たちもそうですが、黒帯になったら少しずつ指導の仕方も身に着けていく必要があると思っています。それによって技の分析をしなければならなかったり、自分自身がまだ未熟であることを再認識してさらなる精進のきっかけになったりもします。

今回は技の稽古だけでなく、受けのあり様などについても意識を持つようにと指導をしました。受けというのは単に受身を取ればよいのではなく、突きなら相手の肚を刺すつもりで、片手取りなら相手の腕を制するつもりで、力の向きを意識して体全体で攻めることが大切です。それがおろそかであればあるほど、取りの技がきれいに極まらないし、それ以前に攻める気のない相手を制する必要もないわけです。
当会は「スポーツ合気道」のようなものは目指していないので、受けが自らぴょんぴょん飛ぶのはもちろんご法度で、取りの導きに対して柔軟に対応でき、どのように投げられても受身を取れるようになっていってほしいと思っています。

今回は体験者も居て、また指導に来てくれた出稽古の3人も居たので、最後に合気道の体の使い方を説明するためのデモンストレーションを行いました。
正座の状態から両腕を床につけて伏せ、その両腕を両側からそれぞれ2人の人に体重をかけて上から押さえてもらい、そこから統一体で起き上がるというものです。
腕や他の部分だけで立ち上がろうともがくと、力がぶつかって簡単には起き上がることができません。
しかし統一体であれば、腕を押さえている二人は力のぶつかりを感じることなく、ふわっとした感覚で自然に起き上がることができます。朝、目覚めて無意識に起き上がるのと同じような動作なのですが、腕を押さえられると途端にそれができなくなります。それがつまり力んでいるということ、脱力ができていないということです。
武道は何でもそうだと思いますが、腕を動かすときでも体全体で動くことで技の威力が増します。そのために合気道では体の一部を力ませることを否定するのですが、なかなかこれを修得するのが難しいものです。

突き

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