4/10(木)は6名で突きの稽古を行いました。
突きの受けは、何の技であっても同じように拳と足を同時に出して打ち込めば良いのですが、取り側は技によって相半身に構えたり逆半身に構えたりと臨機応変に変わるので、身に着くまでは少し初動の構えに戸惑いがちです。
今回はその中でも、突きの代表格・小手返しの捌き方と、第一教の掌底(または手刀)で叩き落とす方法(五教まで同じ)の2種類をテーマに、そこからの技の展開を稽古しました。
小手返し系は相半身に構え、右の場合は右腕でガードをして突きをかわします。そこからできる技は、基本技では小手返し以外に入身投げがあります。呼吸投げは他にも色々と応用的にありますが、まずはやはり小手返しです。
第一教系は、拳で突いてきたとき、手首付近を掌底か手刀ではたいて斜め下へ方向を変えながら、同時に後ろ足を斜め後ろにひいて体の安全を確保します。その後、技に入ります。基本技では一~五教まではもちろんですが、それ以外に少し応用的にはなるものの入身投げや小手返し、回転投げなども可能です。
突きでありがちなのは、初動の捌きは極力無駄に動かずに突きを避けることが重要でありながら、必要以上に足をばたつかせてしまうことです。無駄な動きは、相手が短刀を持っていた場合に命に関わる過ちとなります。慌てず冷静に最小限の動作で突きをかわす、それこそがまず大切です。

突き
- 突きの相対動作(ガード)
- 小手返し
- 引き倒し
- 突きの相対動作(掌底・手刀で落とす)
- 第一教
- 呼吸投げ(二重回し投げ)
- 一教投げ