5/22の稽古は施設の関係で休みでしたが、その2日後の5/24、日本武道館で開催された全日本合気道演武大会に、当塾からも初めて参加することが叶いました。新規団体の新たな参加枠はないと聞いていますが、私たち指導者が長年所属している系列団体は伝統的に毎年参加しており、そこの師範が快諾してくれたことによって合同での参加が可能となりました。
1人は昨年9月から合気道を始めたばかり、もう1人は今年の春に他流派から移籍してきたのでやり方の違いに戸惑いも多いはずですが、それぞれ正面打ちと片手取りをテーマに、稽古中に身に着けた自由技を組み立てて1分半の演武をしっかりやり遂げました。
このような舞台に向けて取り組んだ技は、今後の合気道人生において基盤となってくるものだと思います。ちょっと前まで小手返しの投げの際の転身で戸惑っていたのに、武道館では難なくできていたり、自由技の受けとは何たるかを自然に理解し始めていたり、そういったものも「演武大会」という一見ハードルの高そうな舞台に挑むことによって一気に乗り越えられることがあります。
それは昇級・昇段審査も同様で、1つ1つクリアするたびに少しずつ自信を身に着け、風格にも表れてきます。課題を設定して挑むということは、人生において自分を育てるということでもあるのです。
ということで、次の課題は夏の昇級審査です!
