10/1の稽古は8名の参加でした。だいぶ涼しくなりましたが、道着に着替えて畳を敷けば、相変わらず汗びっしょりになります。
この1年半を振り返ってみると、他流から移籍してきた2級の道場生を初段レベルまで引き上げることと、その他4級以下しか居ない道場生たちを段階的にレベルアップさせていくことを同時にやらねばならないという使命感で一杯で、且つ新入会員が入ってきたときにはその対応にも追われていました。
未経験者のみで始まった当塾においては、出来ない技があることはある意味道場生たちにとっては当然のことで、基本技ですら網羅することができず習得に時間がかかろうとも、焦りを感じる様子は見えませんでした。目の前で指導者がやってみせても、それを出来ないのは長年の経験差があるので仕方がない、という無意識の感情もあったかもしれません。焦っているのは指導者のみでした。
しかし、そこに突然「2級」という、手の届く位置にいる経験者が現れたことで、これまた無意識に全体が引き上げられていったように感じられます。5級や4級には黒帯など遠い道のりとしか思えないものですが、2級なら手が届く位置にあります。そして、2級の本人は初段をリアルに意識できる位置に立っていました。「同じ白帯が出来ることは自分もこなせるようにならなければ」と、彼の背中が教えてくれたことで、ようやく全員が基本技を網羅できるようになったのです。これもすべて無意識の流れでした。
白帯しか居ない中で初段を目指すのは、見えない努力がなければなし得なかったことでしょう。昇段審査の直前数か月の上達は目に見えるほどでした。おそらく、少しの不安もなく自信に満ちた状態で審査に臨むことができたわけではなかっただろうと思いますので、それは指導者としての反省点です。
ずっと頭にあった「昇段審査」というものをクリアした今、次に続く道場生たちの粗削りな部分を丁寧に磨いていく段階に入ったと感じています。また、黒帯が居るということは、応用力を磨くような内容も取り入れ、木曜の稽古でも武器技や多人数掛けをやっていく必要性が出てきました。今後のカリキュラムを少しずつ練り直していこうと思います。
この日はまず、正面打ちの打ち込み方や取りの捌き方など、これまで何となくやってきた点について再度意識して取り組んでもらいました。この1年半で皆だいぶ上達し、今や3級が2名居ます。初段が射程圏内に入ってきましたので、白帯の内に黒帯レベルまで上げて行こうと思います。
正面打ち
- 打ち込みと受けの相対稽古
- 第一教
- 入身投げ
- 小手返し
- 四方投げ
- 手刀ではたいて一教投げ
- 手刀ではたいて三教投げ
- 手刀ではたき落として呼吸投げ


